ようこそ! 早坂吃音ワールドへ
2013年7月29日月曜日
今週の予定 など
今週の予定 など・・・
今週は、通常の臨床業務以外は、特別のイベントなどは ありません。
近く、ネット会員さま 専用の ホームページが できます。
http://www.kitson.com/ です。ご利用ください。
2013年7月21日日曜日
早坂吃音クリニック 今週の予定です
7月23日 夜 7時~ 今後のクリニックを構想する会議を開きます。
ネットビジネスへの展開という課題を背負い、よりよく、クリニックが機能するための、会議ですクローズドな会ですが、少しづつ 課題を 掲載しますので、関心のある方は、ご意見をどうぞ。近じか、(株) インベサイド 作成のホームページ そして、窓口業務とリンクした、ホームページが 開かれます。問い合わせ覧に どうぞ。
また、クリニック専用のメールアドレスができました。今後は、そちらをご使用ください。
hayasakast.clinic@gmail.
7月26日 夜 6時半~ Cluttering 翻訳に新たなチームが加わります。
社会人チームプラスです。勤務を終えた方がたによる、英語翻訳作業です。
関心のある方は、どなたでも どうぞ。
7月27日 午後2時から・・・ことばカフェ 開催です。今回は、先月に続いて、
早坂式吃音改善術 学童編を視聴します。おいしい 御飲物とオードブルをお出しします。
楽しく、吃音事情を 学んでくださいね。
夜、7時半~ Cluttering 翻訳チーム。学生チームプラスが開催されます。
学生さんたち、やっと夏休みですね。茨城県つくば市からお越しの言語聴覚士さん、本当にご苦労さまです。このクラスも、まだまだ参加の余裕がございます。
**出版物のご案内!!
特別支援教育における 吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援
編著 小林宏明 金沢大学 准教授
川合紀宗 広島大学 教授
学苑社
最新の知見、実践の数かずが 掲載されています。変わる吃音教育・・・
ぜひお読みください。
2013年7月4日木曜日
ブログ始めて 2年目です
ブログ 始めて 2年目です。早いものですね。2年前の私は、まだ、健康体ではありませんでした。それでも、自分のキャリアを生かして、吃音に特化した 相談室(クリニック)を開設したいという夢を持っていました。それは、東京 五反田の青木書店で、九州大学の菊池良和先生の「僕は吃音ドクターです」という本に出会い、衝撃を受けたことに始まります。その少し前に、千葉県我孫子市天王台にある 渡邊スピーチクリニックの 渡邊倭文子先生から、ぜひ 吃音の教室を開いてください、と言われたこととも重なって、ようやく科学のメスが入れられ、医者が本格的に吃音学に取り組み、診療し、出版する そういう時代の変化を感じました。
大学においては、治療法の研究ということで、臨床はおこなっていました。しかし、言語聴覚士としての 臨床と、大学教師としての 臨床は、かなり異なったものだと思います。
仮説検証的アプローチで、ある方法が効果があることを 立証するために、条件を統制し、自然治癒ではないという 効果の測定を厳密に証明しなければなりません。
大学臨床の方法論は、クリニックという現場では通用しない・・そのことがわかる故に、自分のスタンスを確立する その苦悩は、半端なものではありませんでした。
精神的にも、肉体的にも 万全ではない、そして、大学という 専門家集団の中で生きていた私にとって、開業という試みが どれほど 無謀なものであったか・・・。
私の強みも弱みも さらけ出しながら なんとか やってまいりましたが、弱みをさらけだす・・・つまり、自分は 知らない ということを 出してしまったということが、一般社会において、自分の足をひっぱる、なめられてしまう 結果になるということに あまりに無防備であったこと、これは、自分の精神状態から考えて 今となっては仕方のなかったもの と観念しています。
強みで勝負してゆけばよかった。弱みを見せることで、受け入れてもらおうという私の中の気弱さがかえって自分を苦しめることになったということ、これは、大きな学びでもありました。
国立大学の在り方、人事の厳しさ、論文を積み重ねる努力、国際学会で発表しつづけること、そんな世界は、まるきり尊重されず、ビジネスとして、一番 初心者として、ばかにされ、軽くあつかわれることへの 戸惑い、自分は いったいなんなのだろう、何故こんな扱いうけるのだろう、何故こんなこと言われるのだろう・・・私はただ、吃音のクリニックを開き、吃音者が少しでも、理解され、居心地の良い社会をつくるのに、お役にたちたかったのに・・・。
人の世の厳しさを 大学とは、別の意味で学びながら、独り言のようにして始まったブログも、だんだん業務日誌のように、無味乾燥なものと変容してしまった日々。
こうした 試行錯誤の一日 一日が 臨床家として、生き直す 自分にとっては、本当に生きた勉強であったことを、今にして 理解しているところです。
もともと 批判精神の旺盛な自分でした。人のいうことは決してきかない、自分を強く恃む 自我の強い私でした。病を得て、こうした自分への懐疑が、自信のなさとなって あらわれたようです。
しかし、今は もう違います。2年の時を経て、確実に わかってきたことがあります。これからは、弱みすら 強みとして生かしてゆく、強さをもって やりぬいてゆきたいと思います。
小さな揺らぎは あるでしょう。でも もう 疑いはありません。
昔、「人生50年・・・・夢 幻・・」と吟じて、死んでいった 武将のように、走馬灯のように、流れる自分の人生を、振り返りつ、形あるものは いつか滅びる如く、形のない、思いや、生きざまは、ことばによって成り立つゆえに、やはり、幻となって消えてゆくもの・・そう観ずるようになりました。
ただ、夢、幻であっても、たとえ すべて無に帰すものであったとしても なお、我が人生悔いなし、と思いきれる自分に 確信をいだけるように、進んできたこと、本当に幸せであったと思います。
明日、死すとも悔いなし です。毎日、こうして 積み重ねてゆきたいと思っています。